私たちのこと

私たちが心を込めて牛を育てています。

お世話になった広尾町に恩返しができれば。

1981年5月26日千葉県浦安市生まれ。小さい頃から電車と動物が大好きで、週末は動物園通い。何時間でもゾウを飽きずに見ている子でした。
北海道で馬の勉強がしたいという想いから帯広畜産大学に進学。大学3年の時に行った牧場視察で酪農に対するイメージが大きく変わり、興味を持ちました。
酪農には100人いたら100通りのやり方があり、答えは一つではない。考え方が違っていてもそれぞれに素晴らしい経営をしている。「酪農」の奥深さと面白さを感じ、将来は就農したいと思うようになりました。
大学卒業後、4年間の酪農実習を経て、平成21年に広尾町で新規就農。牧場を始めてからの9年間、周囲の方々に助けられ見守られながら、自分の目指したい酪農が少しずつカタチになってきました。
今は、私たちを温かく受け入れてくれた広尾町に何か恩返しができればとの想いから様々な活動に取り組んでいます。

酪農をもっと身近に感じてもらうキッカケとなる場所に。

1984年8月18日千葉県市川市生まれ。乗馬が好きな母の影響で、小学生の頃から馬に乗るようになり、人馬一体になる瞬間がたまらなく好きでした。
動物に関わる仕事がしたいと思い、将来の夢は獣医さんを考えていました。でも学力が足りず・・たまたま帯広畜産大学の畜産学科を知り、これだ!と方向転換して畜産学科を受験。
牛との初めての出会いは大学の試験当日に行われていた大学内の農場見学ツアー。牛の目は、馬と似ていてとても優しく、なんてかわいいんだ~♫と一目惚れ。大学入学後の部活勧誘をキッカケに亮太さん(夫)との交際がスタート。2年生の時に、彼から「自分の牧場をやりたい!」という熱い想いを聞き「じゃあ私はその生乳を加工する!」とお互いの夢を語り合ったことが今に至っています。
菊地ファームは、”酪農をもっと身近に感じてもらうキッカケとなる場所”でありたいとの想いで、加工品も作ります。牛から分けてもらった生乳を加工して作った製品を多くの方に食べてもらい、牧場の空気を感じ、牛と共にのんびりと過ぎる時間を楽しんでもらえたら嬉しいです♪

菊地ファームの活動

牛乳になるまでのストーリーを伝える活動

普段みなさんが飲んでいる牛乳がどうやって搾られ、どのような流れを経てスーパーに並ぶのか・・・私たちももちろん、最初は何もわかっていませんでした。
しかしそれらを知ったことで食べ物に対する価値観が大きく変わり、自分たちの糧となる「食」を意識し、より大切にできるようになりました。
様々な役割がありたくさんの気づきを与えてくれる「酪農」の魅力を、多くの方に知って欲しいと願い、活動をしています。

地元の小学生の受け入れ

地元の子どもたちに地元の産業を知ってもらいたいという想いから、小学3年生を対象に平成28年から酪農体験学習を実施しています。
牛に草をあげたり、放牧地で牛に触れたり、牛の体重や体高を計る身体測定などを一緒に行っています。
体験をきっかけに酪農を身近に感じてもらい、広尾町は海のまちだけではなく、酪農もあるということを誇りに思ってもらえたらと活動しています。

都市部修学旅行生の受け入れ

大阪などの都市部の修学旅行生を1泊2日で受け入れ、ありのままの農村生活を体験してもらう農村ホームステイを平成25年から実施しています。
高校生には搾乳から牛の糞出し作業まで、普段私たちが行っている酪農の仕事を全て体験してもらっています。
少しでも酪農を身近に感じてもらい、牛乳を飲む時にふと、牛の姿や生産者の顔を思い浮かべてもらえたら、という願いを込めて受け入れを行っています。

ピロロフェスの開催

新規就農でお世話になった広尾町に何か恩返ししたいという想いから、1次産業・食・音楽・雑貨販売を融合させた体験型イベント「ピロロフェス」を平成25年から行っています。
普段は気軽に入れない牧場を会場に、町内会の人に酪農が広尾町の魅力のひとつであることを再認識してもらう機会を提供しています。
牧場案内ツアーや牧草ロールに絵を描くロールアート、バター作り、牧草プール、酪農カルタ大会などを行っています。